水上勉さんの執筆された作品を紹介しています。
江戸初期、紫衣事件で幕府の宗教政策を批判して出羽上山に配流され、のちに三代将軍家光の帰依を受け、品川に東海寺を開いた臨済宗の名僧沢庵―。 権力と仏法のはざまを生きた禅僧の内面に分け入り、七十三年の波瀾に満ちた生涯を克明にたどる。