水上勉 文藝春秋

竹紙を漉く

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竹紙を漉く
【発売:2001年8月】

マニュアルは十七世紀に書かれた技術の百科全書『天工開物』ただ一冊あるのみ。中国伝統の技を現代日本に伝える、ある老後の実践。

作家・水上勉氏が、竹製の文楽人形を操る独自の舞台芸術に足を踏み入れていなければ、中国唐代に源を発し、宋代に隆盛をきわめた「竹紙」が、現代日本に蘇ることもなかっただろう。
竹製の人形の面に、餅状にした竹の繊維を用いるうちに、水上氏は、竹の文化の奥深さと竹紙漉きの魅力にとりつかれる。
マニュアルは、宋応星が著した中国明代の産業百科全書ともいうべき『天工開物』ただ一冊。本書は二十年以上におよぶその実践の記録である。

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水上勉のプロフィール

小説家。
1919年3月8日 - 2004年9月8日。福井県大飯郡本郷村(現:おおい町)生まれ。
1947年に刊行された『フライパンの歌』がベストセラーとなるが、その後は文化活動から一度遠ざかる。
『霧と影』で執筆を再開、1961年『海の牙』で第14回日本探偵作家クラブ賞、同年『雁の寺』で第45回直木賞を受賞、華々しい作家生活が始まった。著書に『飢餓海峡』『くるま椅子のうた』『城』『宇野浩二伝』『北国の女の物語』『兵卒の鬚』『一休』『寺泊』『良寛』等の作品があり、幅広い作風で活躍されていました。

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