水上勉 学習研究社
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰ののことはりをあらはす」。あまりにも名高いこの名文で始まる『平家物語』。 これまで多くの文学者が、その解釈と現代語訳にたずさわってきたが、本書は、みずからも仏教体験をもつ作家、水上勉が初めて挑んだ力作である。歴史的大傑作を一冊で味わえる本。
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