水上勉 学陽書房
三好三人衆の謀叛。兄の将軍義輝は自害し、弟は殺され、母慶寿院も火死。 仏門二十六年の覚慶(後の足利十五代将軍・義昭)の悲劇はここからはじまる。―還俗し、なぜ将軍位につこうとしたのか。なぜ生き恥さらしてまで将軍位に執着したのか。侍女ぬいのこまやかな女心のあやなす口伝をとおして義昭像に迫る叙情的歴史小説。
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