【発売:2003年5月】
ことさら懐かしく偲ばれるのは少年の頃、小僧に出された京都の寺で共に生活した美濃の友人のこと。名作『雁の寺』の時空へと回帰しつつ、今おのが身の巡礼歌がきこえる…。 若狭の黄昏どきに現れた妖怪たちや、谷間に鮮やかに咲いていた紅椿はどうなっただろうか? 「たそ彼れの妖怪たち」「美濃のおいずる」「青墓まで」の未刊行・珠玉短篇3作を収録。 |
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