水上勉 集英社
因習の残る故郷で家族のあり方を問い直す。 NYで成功した芦田夫妻は、三十年ぶりに若狭を訪れた。因習の残る故郷との再会で、変容する日本に戸惑いながらも、家族のあり方と安息の地を探し求める一族の物語。(解説・植田いつ子)
NYの日本料理店で成功をおさめた芦田夫妻は、三十年ぶりに帰国。 老後をふるさと若狭で暮らしたいと考えたからだった。だが、美しかった里は、原発銀座へと変容し、過疎化の問題を抱えていた。大自然につつまれて安らかに逝きたいと願う夫婦が、ふるさととの再会で見たものは―。 急激に変貌する日本に戸惑いながらも、安息の地を探し求める一族の物語。
管理人(my-shelf.com)へのご連絡は、info●my-shelf.comへ。 「●」を「@」へ変更して下さい。